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2023 年度 研究成果報告書

遷延性意識障害患者への看護介入内容と効果の測定から客観的・定量的評価指標の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 19K11202
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
研究機関桐生大学 (2022-2023)
東都大学 (2019-2021)

研究代表者

佐藤 光栄  桐生大学, 医療保健学部, 教授 (70461837)

研究分担者 甲州 優  獨協医科大学, 看護学部, 准教授 (00781254)
杉本 昌弘  慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 教授 (30458963)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード高齢者 / 意識障害者 / ケアに対する反応 / sIgA / 脳活性化 / 脳波
研究成果の概要

コロナ禍にあり、予定した対象で実施できなかった。その後、高齢者施設で音楽療法がオンラインや対面で実施可能となり、その効果を唾液や認知症尺度を用いて調査した。3か月の実施で、認知症の改善には有意差があった。唾液では有意差を認めなかった。介護者の印象では、言葉数が増えるなどが聞かれた。
アロマトリートメントの評価について脳波や唾液にて調査を行った。65歳未満の成人グループ、65歳以上の高齢者グループ、介護を要する高齢者グループを対象とした。脳波は、α波が顕著に増加し、有意差があった。唾液IgAは有意差はなかった。
癒しケアとされるこれらの療法の評価指標としては脳波や唾液IgAだけでは課題が残った。

自由記述の分野

高齢者看護学

研究成果の学術的意義や社会的意義

我々はこれまでに遷延性意識障害者の看護、地域で暮らしている健常な高齢者、老人保健施設入所されている高齢者の3つの属性の対象者に看護介入を行ったことによる変化を客観的データとして、意識レベルや身体機能、唾液IgA、脳波測定を行う研究を行ってきた。看護介入に対しα波も減少傾向、β波が上昇傾向を示した。これは、脳内活動がみられていると考え、アロマトリートメントや音楽療法における反応について調査した。今回も唾液、脳波の結果では明らかな変化を得ることができなかったが、脳内で変化がみられていることは、唾液と脳波等の生理機能検査からも分った。意識障害者の声にならない思いを知る一助となることとが期待できる。

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公開日: 2025-01-30  

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