研究課題/領域番号 |
19K11205
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
三村 洋美 昭和大学, 保健医療学部, 教授 (30382427)
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研究分担者 |
柴田 雅子 昭和大学, 保健医療学部, 講師 (00420919)
西村 美里 昭和大学, 保健医療学部, 講師 (20737217)
石原 ゆきゑ 昭和大学, 保健医療学部, 講師 (20787915)
高田 純子 昭和大学, 保健医療学部, 講師 (20826656)
芳賀 淳子 昭和大学, 保健医療学部, 講師 (50788479) [辞退]
石田 千絵 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (60363793)
小松崎 記妃子 昭和大学, 保健医療学部, 講師 (90644592)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | EOL / ケアパスウェイ / 高齢者 / 在宅看取り |
研究実績の概要 |
本年度は、高齢者を対象として、終末期の臨終までのEOLのステージに合った具体的で有効なケアの検討を開始した。腹膜透析療養者のEOLケアパスウェイをたたき台として、高齢者のEOLケアの多くの経験を持つ看護師および保健師へのインタビューを行った。結果、病院の看護師は慢性疾患を持ち、定期的に受診をし、指導を行っている高齢者(患者)であれば、在宅でもEOLのケアを担うべきだと認識していることが分かった。しかし、病院への定期的な受診がなく継続した看護を行っていない場合には、病院の看護師は高齢者に的確なEOLケアを行うことができないと認識をしていることも分かった。また、高齢者のEOLケアは場所を限定するのではなく、どの場所においても普遍的にで行えることが前提ではないかという意見が出され、腹膜透析療養者のEOLケアパスウェイが在宅でのEOLに限定している点で、モディファイに関して検討する必要があることも示唆された。 研究者らによる専門者間討議を行い、高齢者EOLケアパスウェイの有効なケアについては、腹膜透析療養者のEOLケアパスウェイをモディファイする前に、ケアマネジャなどの社会福祉の専門職者、医師にもインタビュー調査を行った後に検討をすることが妥当であるという結果が導かれた。 ケアマネジャ、介護・社会福祉士、医師に具体的で有効なケアについてインタビューを行う日程の調整まで行っていたが、新型コロナウイルスの感染拡大によってインタビューの日程は未定ということで延期した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2月から3月にインタビューおよび専門者討議の日程調整済みであったが、新型コロナウイルスの感染の広がりによって、研究協力者からインタビューが受けられないという連絡があり、全面的に延期をした。
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今後の研究の推進方策 |
予定通りに研究を進めていきたいが、新型コロナウイルスの感染拡大によって対面でのデータ収集ができない状況である。アンケート調査や遠隔でのビデオインタビューやビデオ討議に変更することを検討したい。
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次年度使用額が生じた理由 |
COVID-19感染拡大によって予定の調査が行えず、インタビュー、アンケートに関わる謝金や旅費などを使用できていない。今年度予定していたインタビュー、アンケートなどに関わる費用は次年度に使用を予定している。
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