研究課題/領域番号 |
19K11215
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研究機関 | 国立研究開発法人国立国際医療研究センター |
研究代表者 |
駒形 朋子 (阿部朋子) 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, 国際医療協力局, 看護師 (70361368)
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研究分担者 |
佐々木 吉子 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 教授 (90401356)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 看護業務 / タスクシフティング / 超高齢社会 / AI / ロボット |
研究実績の概要 |
2021年度は、研究成果のまとめ、発表を中心に行った。
1)ICN Congress 2021での発表:2021年11月にオンライン開催された上記学会において、「What makes nurses busy?-A Direct Observation Study of Nurses' Day Shifts in a Japanese University Hospital-」と題し、日本の大学病院における日勤看護業務の実態、看護師免許を要しない業務(non-nursing duties)が看護師をより忙しくさせていること、この部分のAIやロボットへのタスクシフトにより看護師の多忙の軽減と看護の質の向上の可能性が示唆された結果を口頭発表した。ICN Congressは、国際看護師協会が主催する隔年開催の国際学会である。2020年開催予定がCOVID-19の影響によって2021年に延期・オンライン開催となった。 2)第41回日本看護科学学会学術集会での発表:2021年12月にオンライン開催された上記学会において、「AIとのワークシェアを視野に入れた看護業務の実態調査研究~COVID-19の影響に着目して~」と題し、2021年1月と12月にそれぞれ実施した大学病院一般病棟での看護業務直接観察調査結果を比較したところ、時間を取られている業務に大きな差異がなく、COVID-19対応下でも看護師免許を要しない業務(non-nursing duties)が看護師をより忙しくさせている状況の改善が喫緊の課題であること、AIやロボットへのタスクシフトが有用である可能性の示唆について口頭発表した。本演題は、同学術集会の優秀演題口頭発表賞として表彰を受けた。 3)学術論文の執筆:1)2)でまとめた内容をもとに、学術論文作成を開始した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
COVID-19の影響で調査活動が限定的ではあったが、収集できたデータを分析し国内外での学会発表は実施できた。また、国内学会の発表は優秀演題として表彰を受けた。現在学術論文を執筆中であり、2022年度前半に投稿の見込みである。
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今後の研究の推進方策 |
現在作成中の学術論文をすみやかに仕上げ、投稿・出版する。また、2022年10月に開催される世界看護科学学会(The 7th International Nursing Research Conference of World Academy of Nursing Science)にて口頭発表予定である(演題採択済)。
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次年度使用額が生じた理由 |
学術論文投稿が前年度完了できなかったため、英文校正・投稿費用の支出を予定している。また、2022年10月に開催される世界看護科学学会での演題発表が採択されたため、参加費・旅費(台湾)の支出を予定している。
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