研究課題/領域番号 |
19K11218
|
研究機関 | 富山県立大学 |
研究代表者 |
越田 美穂子 富山県立大学, 看護学部, 教授 (30346639)
|
研究分担者 |
唐山 英明 富山県立大学, 工学部, 教授 (00401323)
岡本 恵里 富山県立大学, 看護学部, 教授 (20307656)
竹内 登美子 富山県立大学, 看護学部, 教授 (40248860)
青柳 寿弥 富山県立大学, 看護学部, 講師 (40622816)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
|
キーワード | ユマニチュード / 地域介入研究 / 効果評価 / プログラム開発 / 認知症予防 |
研究実績の概要 |
2021年度もコロナ禍の影響で昨年に引き続き研究は進んでいない。フィールドについては、2022年度の介入に向けて調整中である。フィールドは県東部の自治体にある社会福祉協議会が運営する包括支援センターを拠点とした、認知症予防の通いの場を考えている。 現在実施に向けて調整中であり、今後具体的な調査内容や分析評価について検討する予定である。 介入内容としては、2022年度には通いの場に参加している当事者とその家族、そして専門職スタッフを対象にした、ユマニチュード技術に関する教育を行う。その後ユマニチュード技術の実践を家族や専門職スタッフが一定時期実践し、その前後にアンケートや面接調査、また視線測定などの工学的な評価のための調査を行い、分析する予定としている。対照群は可能であれば設定し、その場合は前後のデータを取った上で、時期をずらして教育を行う等、配慮する。 介入に際しては、十分な説明と同意を確認し同意書を取る。当事者については技術を実践する家族の同意を取り、途中撤回してもよいことを伝えたうえで調査を進める。 また本研究においては、初年度だけでなく2-3年後も継続した介入と調査研究を実施する予定であり、縦断研究としての効果評価も実施していく。またその成果はフィールドと学会で適宜公表する予定である。さらに可能であれば本研究で得られた成果を基に今後地域で高齢者に関わっていくであろう学生や企業等にも研究フィールドを拡大したいと考える。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナによる影響で介入研究という研究デザインのため、フィールドの了解を得ることが難しい状況が続いている。
|
今後の研究の推進方策 |
2022年度はコロナ感染の状況をみつつ、現在進めているフィールドとの調整を行いつつ、介入調査を実施していきたい。
|
次年度使用額が生じた理由 |
コロナ感染状況が悪化したため、フィールドへの介入ができなかったこと、また額の少ない消耗品等のは学内研究費等で賄ったため、支出の必要がなかった。 今後感染状況が落ち着いたときの研究推進のため、予算確保を行った。
|