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2021 年度 実施状況報告書

多職種情報共有ネットワークシステム活用へ向けた訪問看護導入アセスメントシート開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K11219
研究機関宮崎県立看護大学

研究代表者

下吹越 直子  宮崎県立看護大学, 看護学部, 准教授 (50805108)

研究分担者 八代 利香  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (50305851)
飯塚 真樹  静岡県立大学, 看護学部, 助教 (10721954) [辞退]
安田 真美  静岡県立大学, 看護学部, 准教授 (50336715) [辞退]
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードケアマネジャー / 訪問看護 / 在宅療養者 / ケアマネジメント
研究実績の概要

本研究は、在宅療養者へ心身状態の悪化および入院を予防する効果がある訪問看護を適時に導入を判断することができるアセスメント指標を開発し、その情報を多職種が共有・活用できることを目的としている。本研究の目的を達成するために、2021年度は全国の居宅介護支援専門員へ訪問看護導入の判断項目のアンケート調査を実施した。その準備では、訪問看護導入を判断する構成概念の既存のデータから、前年度に解析したケアマネジャー(以下、CM)の基礎資格別・5年未満と5年以上CMの経験年数と基礎資格の判断の相違の結果を基に、訪問看護導入の判断項目、アンケート調査の質問項目の精選を行った。また、2021年度は質問項目の検討のために在留外国人高齢者の介護について文献検討、進行性難病高齢患者の障害受容についての文献検討を行った。その後、「利用者の生活状況と必要な日常生活の支援」「利用者の医療的処置・管理と療養の時期」「利用者の心身状態の悪化予防と備え」「利用者への医療面の支援の強化」のそれぞれの項目から96項目の質問紙作成を進めた。
COVID-19感染拡大の対応で調査準備に困難を極め、CMの回答に影響ができることが懸念されたが、上記で作成した質問紙を用いて2022年2月に全国の2000ヶ所6000名の居宅介護支援事業所のCMを対象にアンケート調査を実施した。2022年4月現在、アンケート用紙1453件を回収しており、回収作業を継続中である。また、回収された回答を整理、データ化し、解析準備を進めている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

COVID-19の感染拡大によってケアマネジャーがCOVID-19の対応により業務が増加したこと、そして、研究側の活動時間の確保と全国の居宅介護支援事業所のケアマネジャーへのアンケート調査の準備が難航した。

今後の研究の推進方策

訪問看護導入を判断項目について、全国の居宅介護支援事業所のケアマネジャーへのアンケート調査が実施し、回収が進められている。データがそろい次第、解析を進めていき、次年度は、COVID-19の感染状況をふまえ、国内外の訪問看護師へのインタビュー計画を進めていく予定である。

次年度使用額が生じた理由

COVID-19の感染拡大により、国内外の学術集会やケアマネジャーとの情報収集、訪問看護師への調査等の変更を余儀なくされたため次年度使用額が生じた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2022 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] ケアマネジャーの経験年数による訪問看護導入の判断要因の検討2022

    • 著者名/発表者名
      下吹越 直子
    • 雑誌名

      日本職業・災害医学会会誌

      巻: 第70巻1号 ページ: 13-21

    • 査読あり
  • [学会発表] Investigating care details according to disease/disability acceptance process of the elderly with progressive intractable disease2021

    • 著者名/発表者名
      神加奈子、下吹越直子
    • 学会等名
      International Council of Nurses Congress
    • 国際学会
  • [学会発表] 在留(在日)外国人高齢者の介護に関する研究の現状と課題2021

    • 著者名/発表者名
      下吹越直子
    • 学会等名
      第41回日本看護科学学会学術集会

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公開日: 2022-12-28  

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