年齢を重ねると暑さに対して鈍感になってくる。自宅にいても適切な水分摂取・空調による冷却がなされずに脱水状態となり、救急搬送される高齢者が多い。熱中症となる理由の一つとして、自分自身の水分状態がわからないことが挙げられる。研究代表者が保有する知見等を応用して、ポリプロピレン球、ステンレス棒、接着剤で比重調整した浮きを作製した。尿中での浮きの浮沈で脱水状態を判定できる。 これまでの浮きは歩留まりが43%と低かったが、0.001mmまで測定できるマイクロメーターと0.01mgまで測定できる精密電子天秤を用いること、精密電子天秤の正確さの再検証で歩留まりを最大85%まで向上させることができた。
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