研究課題/領域番号 |
19K11244
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
青木 頼子 富山大学, 学術研究部医学系, 助教 (40533477)
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研究分担者 |
中山 和弘 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (50222170)
米倉 佑貴 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (50583845)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 意思決定ガイド / Decision aid / 意思決定支援 / ランダム化比較試験 / 高齢者 / 脳卒中 |
研究成果の概要 |
本研究は、無作為化比較試験によって、高齢脳卒中患者と家族の価値観に基づいて開発した意思決定ガイド(Decision aid; DA)の効果について、意思決定の葛藤と参加の視点から検証した。介入群にはDA、対照群にはパンフレットを提供した。主要評価項目は意思決定の葛藤、副次評価項目は参加役割と参加率について評価した。99名(介入群51名、対照群48名)に対し、Full Analysis Setを行った。その結果、意思決定の葛藤と参加役割において有意な群間差は認められなかった。しかし、参加率においては有意な群間差が認められた [t (99) = 2.24, p = 0.03, d = 0.45]。
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自由記述の分野 |
老年看護学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
開発した意思決定ガイドが、高齢脳卒中患者の退院先選択時の意思決定の葛藤や参加にどのような効果があるのかを検証することによって、高齢脳卒中患者と家族の価値観を基盤とした信頼性と妥当性のある初めての意思決定支援ツールの誕生と標準化が期待される。これにより、全国一律した意思決定支援の実現と高齢脳卒中患者と家族が不安や葛藤なく、意思決定の場に参加することができる。
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