令和4年度は、これまで得られたデータをもとに運動機能と認知機能について分析を行った。 運動機能の検討には、高齢者運動サロンに5年継続している高齢女性30名(73.8±3.8歳)(5年群)、10年継続している高齢女性29名(72.2±4.1歳)(10年群)を対象とした。認知機能の検討には、3~5年間継続している高齢女性288名(76.5±5.9歳)を対象とした。 5年群の椅子の座り立ちは教室前16.4±3.0回から5年後16.7±3.1回と有意な変化は見られず維持されていた。10年群の椅子座り立ちは前後で17.0±2.6回から15.1±2.7回と有意な低下が見られた。認知機能(ファイブコグテスト)のスコアについては、91.3±23.5から95.4±24.9と前後でスコアが有意に改善されていた。
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