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2019 年度 実施状況報告書

心不全の緩和ケアに関する研修プログラムの効果検証

研究課題

研究課題/領域番号 19K11267
研究機関防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛

研究代表者

松井 美帆  防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 教授 (60346559)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード心不全 / 緩和ケア / 研修プログラム
研究実績の概要

高齢者に多い非がん疾患として心不全を対象に、診断時からの緩和ケア導入へ向けて、看護師を対象とした研修プログラムの実施および効果検証を目的として、2019年度は以下について実施した。
1. システマティックレビュー:緩和ケアに関する教育プログラムの実施および医療職者の教育ニーズに関わる研究について、PubMed、CINAHL、医学中央雑誌を用いてシステマティックレビューを行い、選定文献について教育ニーズ、教育プログラムの内容、アウトカム指標と教育プログラムの効果について検討し、関連学会で発表を行った。
2. 心不全の緩和ケアに関する研修プログラムの作成:緩和ケアの教育プログラムに関するシステマティックレビュー、心不全の緩和ケアに関する国内外の成書などを参考に、心不全の緩和ケアの教育プログラムの教育内容を精選した。心不全の緩和ケアに関する成書は和文テキスト6件、英文テキスト4件を参考とした。また、日本心不全学会、日本緩和医療学会、日本循環器学会などにおいて、関連テーマのセッションに参加、研究者との交流を図り、本課題に関する知見を得た。尚、日本心不全学会では、心不全緩和ケアトレーニングコースを実施しており、これらの内容も考慮し、心不全の緩和ケア教育テキストと研修プログラムの作成を行った。
3. 質問紙調査の作成:研修プログラムの効果としてシステマティックレビューを参考に、アウトカム指標を選定し、介入前後の評価に関する質問紙票を作成した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

心不全の緩和ケアに関する研修プログラムの作成、介入研究の効果検証に関する質問紙調査について、当初の計画通り実施した。

今後の研究の推進方策

研究計画に基づき、循環器病棟を有する医療施設において、看護師を対象に心不全の緩和ケアに関する研修を実施し、その効果について介入前後におけるアウトカム指標により評価を行う。

次年度使用額が生じた理由

国際学会の開催が中止となり、それに伴う参加費、旅費が次年度分に繰り越しとなった。2020年度は、研修プログラム実施のための諸経費、またデータ分析に伴う統計解析ソフト等について執行予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020 2019

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Palliative care seminar and symptom management for heart failure patients2020

    • 著者名/発表者名
      Miho Matsui
    • 学会等名
      The 6th International Nursing Research Conference
    • 国際学会
  • [学会発表] 緩和ケアに関する看護師を対象とした教育・研修プログラムの文献的考察2019

    • 著者名/発表者名
      松井美帆
    • 学会等名
      第39回日本看護科学学会学術集会

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公開日: 2021-01-27  

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