研究課題/領域番号 |
19K11275
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
星野 純子 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 准教授 (50369609)
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研究分担者 |
西谷 直子 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 教授 (10587009)
古川 直美 岐阜県立看護大学, 看護学部, 教授(移行) (40290035)
宇佐美 利佳 岐阜県立看護大学, 看護学部, 講師(移行) (10516850)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 認知症発症 / 感情 / 恐怖 / 中高年者 / 地域 |
研究実績の概要 |
本研究は、認知症発症に対する懸念や恐怖といった感情”Dementia Worry"(以下、DWとする)をもつ中高年者を支援するシステムを構築することを目的とする。具体的には、中高年者の認知症発症についての感情とその背景をインタビューを通じて明らかにするとともに、明らかになった感情(DW)の有訴率とそれに関連する要因について、質問紙調査から明らかにすることを予定している。 本年度は、中高年者の認知症発症についての感情(懸念、不安、恐怖など)、なぜそのように感じるのか、感情による健康や行動への影響などを明らかにするために地域で生活している中高年者13名を対象に面接調査を行った。面接調査の結果、地域で生活する中高年者は認知症発症について多様な感情(嫌悪、怖い、心配、諦めなど)を持っており、認知症発症しないために、食べ物に気を付けたり、スポーツをしたりするなどの行動をとっていることが明らかとなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
昨年度、新型コロナウィルス感染症の感染拡大予防のため、地域で暮らす中高年者を対象とした面接調査が実施できなかったため、全体的に遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
次年度は、本年度に実施した面接調査の分析をすすめ、その結果に基づいた感情(DW)の有訴率とそれに関連する要因について質問紙調査が実施できるように準備するとともに予備調査、本調査を行うことを予定している。
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次年度使用額が生じた理由 |
昨年度、新型コロナウィルス感染症の感染拡大予防のため、中高年者を対象とした面接調査の実施ができず、本年度の実施となった。そのため、全体的に研究の実施が遅れており、本年度実施する予定であった質問紙調査の準備と予備調査の実施ができなかったため、次年度使用額が生じた。新型コロナウィルス感染症の感染状況を確認しながら、質問紙調査の準備と予備調査を実施するための費用として使用する。
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