研究課題/領域番号 |
19K11340
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
呉 龍梅 筑波大学, 附属病院, 病院講師 (60793528)
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研究分担者 |
佐藤 明 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (30528469)
小池 朗 筑波大学, 医学医療系, 教授 (60234655)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | LAVITA / 在宅心臓リハビリ / 運動耐容能 / 自動送信システム / リアルタイム |
研究実績の概要 |
【背景】2019年にLAVITAを利用した在宅心臓リハビリ(心リハ)の実施可能性をパイロットスタディで検証した。有用性の検証はできなかったものの、従来の外来心リハ群での運動耐容能(PVO2)の改率が11.8±2.0%と比較して、LAVITA群では14.2±2.0%と劣らない結果を得られた。前回の研究結果を踏まえ、我々は、LAVITAを利用した在宅心リハは、従来の外来心リハと同等、もしくはそれ以上の効果が得られるという仮説を立てて、LAVITAの在宅心リハの有用性を検証することとした。 【方法】何らかの事情により外来リハビリの継続が困難な患者様にLAVTIAシスステムを提供し、在宅心リハを実施する患者群(LAVITA群)と、通常外来心リハ実施群(ET群)のPVO2を比較検討する。症例数は、各群12例とし、フォローアップ期間は90~120日までとする。LAVITA群にはLAVITAシステムを無償に貸し出しし、在宅心リハを施行する前に体重、血圧、体温、酸素飽和度(SpO2)を測定する。LAVITAは患者様の測定したデータを研究に指定したPCに自動的に送信し、リハ担当医とリアルタイムで情報を交換し、安全に在宅心リハを施行する。在宅心リハの実施状況はメディウォークでモニターリングする。LAVITAを含め、データ自動送信システムおよび、メディウオークは被験者に無償で貸し出しをする。 【結果】COVID-19ウイル感染拡大により、外来心リハの人数制限や外出制限の影響により、症例登録が好ましくなく、研究期間を延長して継続している。結果はで次第学会等を通じて発表する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
COVID-19の影響で、外来心リハおよび在宅での活動制限があり、症例登録を控えている。
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今後の研究の推進方策 |
COVID-19感染拡大が落ち着き次第、積極的に症例登録を行い、研究を完成させる。研究結果は、学会等を通じて報告する。
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次年度使用額が生じた理由 |
次年度も継続して研究を続ける必要があるため。
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