研究実績の概要 |
磁気刺激装置 Pathleader((株) IFG製,IF-PL1001)刺激頻度30 Hz,刺激強度70%(0.65 T相当),各標的筋に対し刺激duration 2秒, interval 2秒、刺激回数10回3セットとした。標準療法(standard care)1セッション40分/day、5セッション/週の上肢作業療法を実施。rPMS療法を併用した作業療法併用訓練群では、作業療法前にrPMSを実施。介入前後で評価し群間比較した。被験者の介入期間の違いを補正するためprogress rateを算出(Δ各種上肢機能評scores/session)。統計解析は、Mann-Whitney U testを SPSS ver. 26で行い、効果量effect size (r 値)を利用(r = Z/√N: N = 総被験者数)。 Fugl-Meyer Motor Assessment Scale 上肢項目( 0-66)介入後はrPMS群 38.3(± 15.5)、SC群 36.5(± 11.3)であった。統計学的に、rPMS群とSC群 (p = 0.90)は有意ではなかった。しかし、progress rateでは、rPMS群とSC群との比較 (Z= 2.98, p = 0.003, r = 0.68)で有意差を認めた。効果量rはlarge size (≧ 0.5)。Wolf motor function test functional ability scale (FAS: 0-75) では介入後評価でrPMS群 40.8 (±15.5)、SC群 30.4 (±6.7)であった。progress rateでは、rPMS群とSC群との比較 (Z= 2.60, p = 0.009, r = 0.60)は統計学的に有意差を認めた。効果量rはlarge size(≧ 0.5)であった。
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