| 研究課題/領域番号 |
19K11358
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| 研究機関 | 新潟医療福祉大学 |
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研究代表者 |
江玉 睦明 新潟医療福祉大学, リハビリテーション学部, 教授 (20632326)
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| 研究分担者 |
高林 知也 新潟医療福祉大学, リハビリテーション学部, 助教 (00780339)
菊元 孝則 新潟医療福祉大学, リハビリテーション学部, 講師 (10780653)
大森 豪 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 教授 (70283009)
影山 幾男 日本歯科大学, 新潟生命歯学部, 教授 (90169392)
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| 研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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| キーワード | アキレス腱障害 / アキレス腱 / 捻れのタイプ / 力学的特性 |
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| 研究実績の概要 |
アキレス腱障害の発生メカニズムとしては，古くから様々な因子が報告されているが，近年では，踵骨の回内時にアキレス腱内の歪みが不均一であることが要因として重要視されてきている．この原因としては，アキレス腱の特徴的な構造が関与している可能性が示唆されているが，捻れのタイプごとの力学的特性に着目して検討した報告はない．
そこで本研究の目的は，アキレス腱の力学的特性の違いを捻れのタイプ毎に検討することとした．対象は，正常腱を有する被験者とアキレス腱障害を有する被験者を対象とした．アキレス腱の3つの捻れのタイプ（軽度，中等度，重度の捻れ）を各10名ずつ（合計20名，40足，平均年齢：20 ± 1.2歳）とした．筋力測定器と超音波装置を用いて腱張力，スティフネス，ヤング率，ヒステリシスを計測した．腱障害はMRIにて変性を確認した．
その結果，アキレス腱障害を有する被験者において，軽度と重度の捻れのタイプが中等度に比べて有意に多かった．また，正常腱と障害腱のどちらにおいても，軽度・重度の捻れタイプは，スティフネス，ヤング率，ヒステリシスが，中等度の捻れタイプに比べて有意にに低値であった．
本研究結果より，捻れのタイプごとに腱の力学的特性が異なることが明らかとなった．また，軽度と重度の捻れのタイプと腱障害との関係が示唆された．今後は，介入することで力学的特性を変化させることができるのかを検討していく予定である．
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
アキレス腱障害者を対象に捻れ構造と力学的特性との関係を明らかにすることができた．
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| 今後の研究の推進方策 |
次年度は，介入することで力学的特性を変化させることができるのかを検討していく予定である．
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| 次年度使用額が生じた理由 |
購入予定であった超音波装置用の固定装置は自作で作成した．次年度分の旅費で使用する予定である．
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