研究課題
本研究は、血液透析患者に対する身体機能管理システムの効果を多施設で検証する計画を立て現在実行中である。しかし、この度の1年間にも及ぶ新型コロナウイルス感染拡大に伴い、本研究のアウトカムである身体機能や身体活動量ならびにADL等にも大きな影響がでているため、結果が分析できない状況にある。そこで、2020年度は下記のように、現存するデータ(2019年度までのデータ)から、本研究に関連付けるために、5つの英語論文を投稿し、アクセプトが得られている(掲載済)。1. Modified Creatinine Index and Clinical Outcomes of Hemodialysis Patients: An Indicator of Sarcopenia? J Ren Nutr. 2020. 2. Impact of Physical Activity on Dialysis and Nondialysis Days and Clinical Outcomes Among Patients on Hemodialysis. J Ren Nutr. 2020. 3. Perceived difficulty in activities of daily living and survival in patients receiving maintenance hemodialysis. International Urology and Nephrology. 2020. 4.Trajectory of Lean Body Mass Assessed Using the Modified Creatinine Index and Mortality in Hemodialysis Patients. American journal of kidney diseases : the official journal of the National Kidney Foundation. 2020;75:195-203. 5.Determinants of Health-Related Quality of Life and Physical Performance-Based Components of Frailty in Patients Undergoing Hemodialysis. J Ren Nutr. 2020.
4: 遅れている
本研究は、血液透析患者に対する身体機能管理システムの効果を多施設で検証する計画を立て、現在実行中である。ただし、この度の新型コロナウイルス感染拡大に伴い、共同研究を進めている施設の地域で緊急事態宣言が発令さており、感染対策上、入院患者と外来患者の両方を同スタッフが対応することが困難となり、外来患者のデータ採取が継続できている施設は2施設に留まっている。現状、WEBを利用して研究会議を実施しているが、データ採取については新型コロナウイルス感染状況を見極めながら進める必要がある。特に、本研究のアウトカムを日常の身体活動量としているだけに、いわゆるコロナ禍の影響も大きく、今年度のデータを分析対象とすべきか検討中である。
データ採取については新型コロナウイルス感染状況を見極めながら進めていく。本研究のアウトカムを日常の身体活動量としているだけに、いわゆるコロナ禍の影響も大きく、今年度のデータを分析対象とすべきか検討する。今後、COVID-19の影響を検討するといった、研究指針自体の方向性を立て直すことも検討する。
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、国外出張が不可能な状況であったこと。また、同理由で、同研究を進めている施設の地域で緊急事態宣言が発令されており、感染対策上、入院患者と外来患者の両方を同スタッフが対応することが困難となり、外来患者のデータ採取が継続できている施設は2施設に留まっていることが主な原因である。過去のデータならびに、データ採取が可能であった一部の施設の結果を用いて論文執筆し、現在、投稿中である。これらの投稿費については、本年度に計画していた研究費を次年度に繰り越して、活用したいと考えている。また、コロナ禍の状況が収まり次第、共同研究施設との連携を図り、データ採取に関する経費を執行したいと考えている。
すべて 2021 2020
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)
Journal of Renal Nutrition
巻: 31 ページ: 529~536
10.1053/j.jrn.2020.08.011
J Ren Nutr
巻: - ページ: -
10.1053/j.jrn.2020.08.006
10.1053/j.jrn.2020.07.007
International Urology and Nephrology.
10.1007/s11255-020-02600-0
American journal of kidney diseases : the official journal of the National Kidney Foundation
巻: 75 ページ: 195-203
10.1053/j.ajkd.2019.05.034