• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 実績報告書

脳梗塞サルにおけるBMIを用いたリハビリテーションの回復メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K11384
研究機関京都大学

研究代表者

梅田 達也  京都大学, 医学研究科, 准教授 (90376723)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードマーモセット / リーチング
研究実績の概要

前年度に引き続き、マーモセットのリーチング運動のトレーニングを行った。これまでは、トグルスイッチを活用した簡単なレバー装置でレバー引き運動をさせていた。今年度は、より精密な条件設定ができ運動軌跡を観察できるように、力覚フィードバック装置(Touch USB)を活用した上肢運動システムを導入した。力覚フィードバック装置は、実験者が設定したタイミング・場所で任意の大きさの反力を与えることができ、上肢運動に負荷をかけることができる。また、レバーの位置をリアルタイムで記録することができる。
はじめに、タスク制御システム(Monkey logic)とタスク開始時間・タスクの成功などの情報を連動させた。次に、実際にマーモセットに使用させて、レバー引きタスクを行った。レバーにかかる力を調節することで、2頭のマーモセットで30分以上・600回以上、レバー引き運動を行うことができるようになった。マーモセットをチェアに保定して、これほどの回数リーチング運動を行った報告は数少ない。上肢運動を安定して行う実験基盤をプラットフォームとして、損傷などの介入による上肢運動やその神経メカニズムを調べることができるようになった。
一方で、本研究期間中に、動物実験棟の改修工事や異動により動物実験を半年以上中断せざるを得なかった。また、それに伴い、一から動物実験環境の立ち上げ、トレーニングした動物をあきらめ新規の動物の行動トレーニングのやり直しを行った。そのような理由から、残念ながら当初の目的であった脳梗塞モデルマーモセットを用いた実験まで進むことはできなかった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] The primary motor cortex implements internal models of spinal reflex action during voluntary movement2021

    • 著者名/発表者名
      Tatsuya Umeda, Osamu Yokoyama, Michiaki Suzuki, Miki Kaneshige, Tadashi Isa, Yukio Nishimura
    • 学会等名
      第44回 日本神経科学大会
  • [学会発表] 中枢・末梢神経系の統合的解析による随意運動制御の神経機構2021

    • 著者名/発表者名
      梅田達也, 横山修, 鈴木迪諒, 兼重美希, 伊佐正, 西村幸男
    • 学会等名
      第15回 Motor Control研究会

URL: 

公開日: 2022-12-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi