研究課題
基盤研究(C)
マーモセットの上肢運動の回復を調べるにあたり、適切に行動評価を行う必要がある。そこで、BMIリハビリを行うリーチング課題システムを構築し、そして、マーモセットがケージから行動課題用のチェアに乗り、リーチング課題を行うトレーニング手法を確立した。その結果、2頭のサルで、40分間で600回以上、レバー引き動作を行うことができるようになった。
神経生理学
リーチング課題ができるマーモセットのトレーニング手法を開発したことで、上肢運動を制御する神経機構を調べる実験プラットフォームが完成した。この実験プラットフォームを活用した例として、静止時と運動時における感覚応答を記録したところ、一次体性感覚野においてのみ体性感覚情報の調節が行われているというこれまでにない結果を導き出すことができた。