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2022 年度 研究成果報告書

行動柔軟性における大脳基底核と小脳の連関に関するリハビリテーション技術の基礎研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19K11389
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59010:リハビリテーション科学関連
研究機関金沢大学

研究代表者

米田 貢  金沢大学, 保健学系, 准教授 (70334787)

研究分担者 少作 隆子  金沢大学, 保健学系, 教授 (60179025)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード運動学習 / ドーパミン / cbln1 / オペラント / 大脳基底核 / 小脳 / 学習戦略 / 行動選択
研究成果の概要

ヒトは同じ行動の繰り返しと状況に応じて行動選択を変更することで、様々な能力を獲得する。このような行動柔軟性の神経基盤の理解は精神疾患や脳損傷による能力障害の回復に役立つと考えられる。報酬に基づく運動学習では大脳皮質-基底核回路とドーパミン系が重要な役割を果たすが、小脳の役割については十分にわかっていない。
我々はD2受容体ノックアウトマウスと小脳平行線維-プルキンエ細胞シナプスの著しい減少を示すcbln1ノックアウトマウスを用い、Yoneda three-lever operant taskで行動実験を行った。
我々は報酬に基づく運動順序学習と逆転学習に対して小脳が関与する可能性を見出した。

自由記述の分野

作業療法学

研究成果の学術的意義や社会的意義

統合失調症等の精神疾患、脳卒中等の脳損傷による身体及び高次脳機能障害に対するリハビリテーション技術は改良してより多くの人の生活能力回復を目指す必要がある。そのためには、個人に最適な訓練方法を提供できるようにしなければならない。
我々は、3レバー課題の学習が困難であったドーパミンD2受容体ノックアウトマウスに対して、学習を改善させる方法を見出した。Yoneda three-lever operant taskは報酬に基づく運動学習を順序学習や逆転学習の側面から研究できる有用な実験課題と言える。今後、この課題を用いて障害に応じた最適な学習方法の開発によりリハビリテーション技術の発展が期待できる。

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公開日: 2024-01-30  

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