研究課題/領域番号 |
19K11431
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 愛知医療学院短期大学 |
研究代表者 |
木村 菜穂子 愛知医療学院短期大学, 理学療法学専攻, 講師 (00544751)
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研究分担者 |
縣 信秀 常葉大学, 保健医療学部, 准教授 (00549313)
清島 大資 東海大学, 医学部医学科, 講師 (80756370)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 筋損傷 / 超音波 / マクロファージ |
研究成果の概要 |
筋損傷を早期に回復させることはリハビリテーションにとって重要な課題である.超音波は筋損傷からの回復を促進させるツールとして十分に期待されるが,科学的根拠が乏しい.そこで,筋損傷からの回復のメカニズムを明らかにする必要がある.本研究では,超音波刺激によって筋衛星細胞が増殖されるかどうか,超音波によってマクロファージから分泌が促進される因子で筋衛星細胞の増殖が促進されるかどうかを検証した.また,筋損傷モデルマウスを用いて,超音波刺激による筋損傷からの回復促進効果を検討した.その結果,超音波刺激による筋衛星細胞の増殖促進効果がみられたものの,マクロファージから分泌促進される因子の同定はできなかった.
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自由記述の分野 |
理学療法学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超音波刺激によって筋損傷からの回復が促進することは,いくつか報告されている.しかし,その分子メカニズムまで迫ったものはない.また,多くは筋衛星細胞の活性化に着目をしており,マクロファージに着目しているものも少ない.一方,マクロファージの機能については,貪食作用のみではなく,他の細胞を活性化するなどの免疫学的微小環境を調節するという新しい知見が多く報告されている.本研究は,超音波刺激による筋損傷からの回復促進にマクロファージが関与しているのか,またその分子メカニズムを解明する試みであった.本研究の成果は,効果的・効率的な筋損傷に対する新しい治療法の開発へと繋がると考える.
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