研究実績の概要 |
本研究の目的は、主に2つある。一つは、「エコー肘検診」と「MRI検診車」を融合しビッグデータの集積とその解析であり、もう一つは、「高分解能MRI」と「エコー肘検診」の解析データから肘内側障害の病態を解明することである。 「検診」という社会貢献型プロジェクトに世界初となる車載式小型MRIを融合させることには成功しており、今後公表に向けて、データ解析と論文作成の段階である。 更にビッグデータから新たな病態を解明していく学術的な側面も兼ね備え、研究形態においても独自性が高いと考えていた。この点については、以前からのデータも合わせ、preliminaryな内容ではあるが、査読のある国内雑誌に採択された。 小川健, 馬見塚尚孝, 辰村正紀, 万本健生, 平野篤, 山崎正志.初発前思春期投球肘内側障害の高分解能MRIとその病態.整スポ会誌 40(3); 146-150, 2020 将来的に疾病予防につながる閾値などを、人工知能を使い計算から推測するためのデータベースを構築したいと考えている。
|