研究課題/領域番号 |
19K11451
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
一川 大輔 東洋大学, 理工学部, 准教授 (10383499)
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研究分担者 |
奥田 功夫 東京国際大学, 人間社会学部, 教授 (20615190)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | ゴルフ / 弾道分析 / フェースコントロール |
研究実績の概要 |
本研究はゴルフにおける打撃方向への視野環境や足元のボール状況(平地, 4種類の傾斜)が異なる場合において、クラブフェースの変動と弾道の結果をプロとアマの間で比較分析することを検討している。先行研究により、ツアープロが使用する代表的な弾道測定器であるTrackManとハイスピードカメラでのデータの比較では十分な信頼性保証が得られている。実験①では、打席から打ち上げ(Uphill)と打ち下ろし(Downhill)の状況が330m以上離れた状況が確保できる北海道の施設を利用し、落下地点の視野環境が上下で異なる条件にて、プレーヤーのスイング軌道やインパクトはどのような変化を示しているのかをTrackManを用い調査した。被験者は上下いずれかの打席で打撃したのち,反対打席へは乗用カートにより移動し、実験試技は30分以内に行わせた。2019年度はアマの27名のデータを得られたが、プロデータは先行して100名近く得られており、次年度の測定でアマのデータを更に収集する必要がある。実験②では、屋内で平地と4種類の斜面におけるスイングデータを比較するため傾斜角度5度の足場を作成した。この測定は2020年夏に開始する予定であり、プロとアマでそれぞれ20名以上のデータを収集する計画である。実験③では、5球3セットの15球連続打撃時をフェースコントロールやヘッドスピードの一貫性の能力を5段階評価法から検討する。現在プロ7名アマ13名のデータを得ており継続中である。なおいずれの実験も結果の知識となるようなデータのフィードバックは与えない状況を設定して測定を遂行している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
実験②については、2020年度半ばに実施することに変更したため。
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今後の研究の推進方策 |
実験①の日程の立案(夏季を予定)、実験②③における被験者のリクルーティングをさらに進める。
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次年度使用額が生じた理由 |
2019年度研究分担者に被験者への謝金および交通費として10万円を割り当てていたが、実験計画の関係で執行されなかった。2020年度はその予算を研究分担者に同額送金し、被験者への謝金および交通費として使用する計画である。
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