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2020 年度 実施状況報告書

唾液を用いた運動時の三大栄養素利用状態評価法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K11476
研究機関東京医科大学

研究代表者

宮崎 照雄  東京医科大学, 医学部, 准教授 (60532687)

研究分担者 本多 彰  東京医科大学, 医学部, 教授 (10468639)
池上 正  東京医科大学, 医学部, 教授 (40439740)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード唾液 / エネルギー代謝 / 高感度分析 / 運動
研究実績の概要

運動時には,三大栄養素(糖質,脂質,蛋白質[アミノ酸])を燃焼し,増加するエネルギー需要を補う。非運動時には主に糖質が利用されるのに対し,運動中や運動後には,脂質とアミノ酸の利用比率が高まる。この三大栄養素の利用比率の把握は,運動パフォーマンス向上やコンディショニング,疲労や怪我の予防の観点から,非常に重要な情報となるが,現在,簡便な情報取得法は確立していない。本研究では,我々が見出した肝臓と骨格筋における三大栄養素の特異的代謝物を,独自に開発した高感度分析法で定量する事で,非侵襲的に採取できる唾液で測定し,運動時の三大栄養素エネルギー利用バランス評価法の確立を目指す事を目的とする。本課題2年目は,新型コロナウイルスの蔓延により,ヒトにおける検討が非常に困難な状況になった。そのめた,昨年度までに採取したヒトサンプルや実験動物を用いて,栄養状況や代謝状況の違いにおける血液中や組織中の栄養素代謝物の変化の評価を行い,今後,ヒト唾液中で得られるデータを解析する際に役立てる基礎的検討を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

新型コロナウイルスの蔓延により,被験者を募集し実験を行う事が困難な状況に陥り,研究計画の変更の必要が生じた。

今後の研究の推進方策

ヒトでの運動時の評価を再開できる様に,新型コロナウイルス感染対策を検討する。コロナ禍により,予定よりも被験者数が少なくなる可能性が高いため,動物実験等で代替できる内容は,変更することも考慮する。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルス感染の蔓延により,被験者の募集が困難となり,ヒトで予定していた検討が予定どおりできなかったため,それに伴い,研究費使用の執行も停滞した。今後は,研究計画に修正を加え,研究費の使用も計画的に執行する様に努める。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021 2020

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] 血中代謝産物測定による持久性運動時のエネルギー代謝バランスの評価2021

    • 著者名/発表者名
      宮﨑照雄,大森肇,本多彰
    • 学会等名
      第28回日本運動生理学会大会
  • [学会発表] Comparison of 3HMB and 3HIB productions between the resistance and endurance exercises with BCAA ingestion2020

    • 著者名/発表者名
      Teruo Miyazaki, Song-Gyu Ra, Keisuke Ishikura, Hajime Ohmori, Akira Honda
    • 学会等名
      25th Annual Congress of the European College of Sport Science
    • 国際学会

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公開日: 2021-12-27  

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