研究課題/領域番号 |
19K11493
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研究機関 | 岡山県立大学 |
研究代表者 |
綾部 誠也 岡山県立大学, 情報工学部, 教授 (80407238)
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研究分担者 |
熊原 秀晃 中村学園大学, 栄養科学部, 教授 (40389367)
石崎 聡之 芝浦工業大学, 工学部, 教授 (60321395)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | サッカー / フットボール / GPS / GNSS / エネルギー消費量 |
研究実績の概要 |
2022年度は,主として,データ取得とこれまでに得られたデータの分析と成果発表を行った. これまでに行なったデータについて,継続したデータの採取と分析を行なった.対象は,プロサッカー選手の公式戦のデータであった.対象者は,90分間の試合にフル出場したフィールド選手に限定した.全ての選手は,Global Positioning Systemにより10Hzでの位置情報を取得した.得られた位置情報から,移動距離,移動速度,加速減速,走方向などを分析した.加えて,全ての出場選手の分析により,チームの重心,面積,左右位置,前後位置,スプリント数,スプリント人数などを得た.合わせて,20fpsにて試合中の映像を取得した.映像分析により,データは,前半後半,攻撃・守備などに分類された.サッカーの選手達成に伴う分析として,1秒毎のサッカーのイベントを評価した.イベント発生時の位置情報分析を行なった.これらの情報は,天候,順位,対戦相手,得失点状況などにより調整して分析した.サッカーのエネルギー消費量は,安静時とウォームアップの計測値を除いて評価した.従属変数をエネルギー消費量とした重回帰分析の結果,ウォーキング(秒),ジョギング(秒),中強度ランニング(秒),高強度ランニング(秒)の関与を確認した.サッカーの試合中の動作は,直接的かつ連続的な動作でなく,切り替えし,角度変換,また,間欠的様式によって構成されるため,平均的速度や最大速度でなく,加速度や減速度の一定値以上の回数の貢献が認められた.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染拡大における社会状況と感染予防にかかり,スケジュールの見直しが必要となった.
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は,最終年度であり,これまでに得られたデータの分析と成果発表を行う. データの分析と成果発表は,学会発表と学術雑誌での論文発表を行う予定である.
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルスの感染拡大にかかり,研究の進捗に遅れが生じたため,計画の一部を2023年度に実施するため.
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