研究実績の概要 |
2020年度においては、社会的価値の内部領域と位置付けられる安全価値についての論考を進めた。ユース年代における重傷傷害の社会環境要因について縦断的資料からネットワーク中心性分析を試みた。結果は、経験年数が少ない世代において頭部・頸部外傷を起こしており、その年齢・経験層を特出した競技ルール配慮を国際統括団体・国内統括団体へ配信すること等を社会価値構造連鎖のエビデンスとして報告した。論文は国際的なコンピュータサイエンス誌に掲載された.(Sasaki K, et al. Clarifying the structure of serious head and spine injury in youth Rugby Union players. PLoS ONE 15(7): e0235035. 2020.) 更に、これも社会的かつの内部領域と位置付けられる競技価値についての論考を進めた。国際競技大会における空間・時間・人的資源要因の活用構造についてネットワーク中心性・コア周辺分析を試みた。結果は各要因が投入される時系列空間および人材活用の社会価値構造が明らかにされ、論文は国際的なスポーツ科学誌に掲載された.(Koh Sasaki, et al, Network centrality and core-periphery analysis to clarify the tactics for TRY in Rugby World Cup 2019. American J. Sports Science, 9(1), 8-16. 2021)
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