研究課題/領域番号 |
19K11581
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研究機関 | 鹿屋体育大学 |
研究代表者 |
濱田 初幸 鹿屋体育大学, スポーツ・武道実践科学系, 教授 (50347118)
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研究分担者 |
前田 明 鹿屋体育大学, スポーツ生命科学系, 教授 (40264543)
亀田 麻依 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター, スポーツ科学部, 契約研究員 (40806436)
鈴木 智晴 鹿屋体育大学, その他, 特任助教 (20848337)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 柔道受身 / 受傷事故防止 / 指導法 |
研究実績の概要 |
学習指導要領の解説文(中学・高校共に)には、柔道の「受身」である「片手打ち後ろ受身」の詳細な説明は記されていない。柔道の実践の場(乱取)では、前掲書に記される「両手打ち後ろ受身」を施すことは、ほとんどない。ならば、通常、乱取や試合中に施す「片手打ち後ろ受身」の重要性を広く発信し、頭部打撲等による受傷事故を防止しなければならないと考えている。 「大外刈」等で後方に投げられた際の受身として指導される「片手打ち後ろ受身」と「両手打ち後ろ受身」による衝撃度等の差異を明らかにし、「片手打ち後ろ受身」の安全性を認証することができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
小学生男女、中学生女子を対象にした同様の実験を計画していたが、コロナ禍で保護者、指導者、学校の協力を得るのが厳しい状況であった。コロナ感染状況が収束すれば、協力するとの承諾を得ていることから、収束後は速やかに実験を遂行する。
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今後の研究の推進方策 |
コロナ禍で保護者、指導者、学校の協力を得るのが厳しい状況であるが、収束後は速やかに実験に着手する。関係機関の実験協力は承認されているので、一層の理解を得られるよう関係構築向上を図っている。現在は、国内外の指導者と情報交換を行い、武道関係の大学生を中心に予備実験や実験方法に関する討議を実施している。 また、2020東京オリ・パラで来日予定の諸外国の指導者と受身に関する指導法の討議を計画している。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍による実験の遅れ、感染予防のための予想外の資材の購入、学会等の中止により使用額の大幅な変更が生じた。次年度使用額は、対象者の変更等による予算の見直し、2020東京五輪等において来日する諸外国の指導者らとの受身指導法に関する聞き取り調査、討議に充てる。
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