研究課題/領域番号 |
19K11584
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研究機関 | 国際基督教大学 |
研究代表者 |
高梨 美奈 国際基督教大学, 教養学部, 特任講師 (10805732)
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研究分担者 |
清水 安夫 国際基督教大学, 教養学部, 上級准教授 (00306515)
坂本 昭裕 筑波大学, 体育系, 教授 (10251076)
城所 哲宏 公益財団法人明治安田厚生事業団体力医学研究所, その他部局等, 研究員(移行) (30806641)
ANNEAR Michael 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 准教授(任期付) (50814076)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | クライミング / 親子 / ライフスキル / レジリエンス / コミュニケーション |
研究実績の概要 |
今年度は、新型コロナウィルス感染症予防のため、当初、計画していた新規参加者を募っての「親子クライミング教室」の開催は断念した。また、これまでの参加者を対象にしたフォローアップ教室も開催できなかったため、以前の参加者にメールにて質問調査を行った。しかしながら返答率が低く、データとして利用するには不十分である。 その他、昨年度に回収したデータの整理・分析、他分野でのライフスキルプログラムに関する文献調査を行った。調査では、スポーツとしてではなく、教育や療育に活用しているクライミングプログラムを対象に行った。実際に、ドイツのKatharina Luttembergerと、オーストリアのInstitude for Climbing Therapyが実施しているプログラムに参加する予定だった。しかし、今年度は渡航できなかったため、提供いただいた資料のみの調査になった。子どもを対象にした教育プログラムとしての資料が少ないため、引き続き調査中である。 参加が決まっていた国際学会(ECSS 2020,)での発表も日程が変更になったため、発表をキャンセルした。 国内でのクライミングを活用した療育・教育に関する書籍を執筆する予定も進めていたが、こちらも現在、延滞している。引き続き、他の執筆者との調整を重ね、進めていく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
再考した計画に問題が生じ、今年度の調査はほぼ進行させることができなかった。予定していたインターネット調査も、対象者の選定に課題が生じた為、実施しなかったため、計画より大幅に遅れており、改めて計画の立て直しを図っているところである。
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今後の研究の推進方策 |
2021年度も、感染症予防対策による制限の影響が大きく、当初予定していたのは、複数回に渡るクライミング教室の開催を通じたプログラム開発であったが、実施することが極めて難しいため、計画の変更を検討している。 他国のクライミングプログラムについて調査し、日本の状況に合わせたプログラム開発を目指していく予定である。 文献調査やインターネット調査にも、より重点を置き、研究を進めていく予定である。次年度は国内の学会にて、これまでの研究をまとめて発表し、論文を執筆していく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
計画していた、「親子クライミング教室」の開催、学会発表、インターネット調査ができなかったため次年度使用額が生じた。 2021年度は主に国内・国外でのクライミングプログラムの調査、学会発表、及び論文執筆のために助成金を活用する予定である。状況によっては、屋外を活用したクライミング教室開催を検討し、そこでの人件費、プログラム運営費等に利用していく予定である。
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