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2021 年度 実施状況報告書

技能的及び心理的セルフ・コントロール能力育成を意図した長距離走単元の開発と検証

研究課題

研究課題/領域番号 19K11586
研究機関常葉大学

研究代表者

小山 浩  常葉大学, 健康プロデュース学部, 准教授 (60805521)

研究分担者 鈴木 和弘  山形大学, 地域教育文化学部, 教授 (20327183) [辞退]
池田 英治  筑波大学, 体育系, 助教 (70726877)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード技能的・心理的セルフ・コントロール能力 / 中学校体育学習 / 長距離走単元
研究実績の概要

本研究の課題について,研究対象校での長距離走単元の授業実践,諸アンケート調査を継続した.コロナ感染症拡大の影響が続き,2020年度に続きその実施が一部変則的となった.しかし,初年度の状況に近い諸データの収集が可能であった.その成果を以下の学会等での発表とすることができた.
(1)2021年8月31日 日本体育・スポーツ・健康学会71th大会,ポスター発表 発表番号:11教-ポ-08,発表テーマ:「技能的及び心理的セルフ・コントロール能力育成を意図した長距離走単元の開発と検証」演者:小山浩(常葉大学),共同研究者:鈴木和弘(宮城学院女子大学),池田英治(筑波大学)
発表概要:長距離走単元終了後の持久走の記録が単元前よりも,男女とも有意に向上した.ペースを掴んで走り,設定したタイム通りに走る能力(技能的セルフコントロール能力)についても,単元前後で有意に向上したことが示された.一方の心理的セルフ・コントロール能力については,男女間に性差は見られた(男子>女子)が,単元の前後での結果に男女とも有意な差は見られなかった.
(2)2021年11月28日 日本スポーツ心理学会48th,ポスター発表 発表番号:PF1-2,発表テーマ:「中学生の体育授業におけるセルフ・コントロール能力の変容:因子構造の検討をとおして」演者:池田英治(筑波大学),共同研究者:小山浩(常葉大学)
発表概要:中学生におけるBSCS-Jの因子構造について,2因子構造も示唆されたが,尾崎他(2016)と同様,1因子構造が適当と判断された.
(3)2022年2月発行 常葉大学健康プロデュース学部雑誌台16巻1号 173-179頁 「中学生のセルフ・コントロール能力に関する一考察」著者:小山浩(常葉大学),池田英治(筑波大学)

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

3年間に渡る授業実践,諸データ取得等,概ね順調に推移しているが,コロナ感染症拡大の影響で2020年度の研究課題該当授業が変則的展開となったこともあり,1年の研究延長の承認を得ている.研究協力校に2022年度の研究協力依頼も済ませており,諸データ取得が可能となっている.

今後の研究の推進方策

コロナ感染症拡大という予期しない事態が発生したこともあり,1年の研究期間の延長を得ている.研究の本題とあわせ,2019年度~2022年度にかけての授業展開を比較し,収集した諸データを分析することで,感染拡大の有無を検証することが期待できる.

次年度使用額が生じた理由

コロナ感染症拡大の影響で、授業実践に一部変更があり、データ取得が不十分であった。そのため、授業協力出張や、授業展開に関する物品の購入が充分手当てできなかった。
次年度、研究延長が認められため、再度の授業展開を依頼し、その必要物品の購入、授業補助の出張費、データ入力費などに充当する。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2022 2021

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 中学生のセルフ・コントロール能力に関する一考察2022

    • 著者名/発表者名
      小山浩,池田英治
    • 雑誌名

      常葉大学健康プロデュース学部雑誌

      巻: 第16巻第1号 ページ: 173,179

  • [学会発表] 技能的及び心理的セルフ・コントロール能力育成を意図した長距離走単元の開発と検証2021

    • 著者名/発表者名
      小山浩,池田英治
    • 学会等名
      日本体育・スポーツ・健康学会71th大会
  • [学会発表] 中学生の体育授業におけるセルフ・コントロール能力の変容:因子構造の検討をとおして2021

    • 著者名/発表者名
      池田英治,小山浩
    • 学会等名
      日本スポーツ心理学会48th

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公開日: 2022-12-28  

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