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2022 年度 実績報告書

高齢者の就労促進および就労寿命の延伸を目指した身体活動・体力科学的アプローチ

研究課題

研究課題/領域番号 19K11599
研究機関愛媛大学

研究代表者

山本 直史  愛媛大学, 社会共創学部, 准教授 (40552386)

研究分担者 浅井 英典  愛媛大学, 社会共創学部, 特命教授 (50175824)
萩 裕美子  東海大学, 体育学部, 教授 (20237902)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード体力測定 / 下肢筋力 / 運動教室 / 簡易介入
研究実績の概要

2022年度は,2021年度に完成したデータセットを用いて体力と退会との関連を縦断的に検討した。具体的には,シルバー人材センター会員の体力に関するデータは2017年に取得しており,その後,2021年度までの退会状況を確認し,両者の関連性を分析した。性,年齢,BMI,生活のゆとりを調整したロジスティック回帰分析において,下肢筋力の高い水準の群を基準とした場合,中水準の群,および低水準の群のオッズ比は統計学的に有意に高い値であり,下肢筋力の低い者ほどシルバー人材センターを退会している傾向が確認された。
上記と並行して,2021年度に作成したスマートフォンを用いた下肢筋力測定のためのオンラインシステムのプロトタイプをより一層利用しやすいように改修した。さらに,測定値の端末間信頼性を検討するために,5種類のスマートフォンを用意し,それらでの測定値の一致性を確認した。また,シルバー人材センターの入会セミナーにおいて,その下肢筋力測定と簡易運動指導を行う身体活動介入プログラムを作成し,実践を行った。加えて,2021年度に検討したセンター会議室での運動教室を実際に行った。教室の運営や運動指導は講習会を受講したセンター会員によって行われたが,参加者の下肢筋力等の向上効果が確認された。これらの一連の取り組みを通して,センターにおいて体力・身体活動促進介入を導入することの実現可能性を検討することが出来た。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] スマートフォン・オンラインシステムを用いて得られた椅子立ち上がり動作中の加速度データ:高齢者における下肢筋力評価法としての妥当性と信頼性の検討2023

    • 著者名/発表者名
      山本直史,東恩納玲代,浅井英典,野口一人,萩裕美子
    • 学会等名
      日本体育測定評価学会第22回大会

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公開日: 2023-12-25  

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