研究課題/領域番号 |
19K11600
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
常行 泰子 高知大学, 教育研究部人文社会科学系教育学部門, 講師 (90632589)
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研究分担者 |
野中 陽一朗 高知大学, 教育研究部人文社会科学系教育学部門, 講師 (30735270)
村田 トオル 大阪青山大学, 健康科学部, 准教授(移行) (30635991)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 地域スポーツ / アクティブ・エイジング / 人材育成 / 指導者 / フィットネス |
研究実績の概要 |
本研究では、運動・スポーツ指導の質に関する要因を分析・検証し、地域のアクティブ・エイジングを促進するための人材育成モデルを構築することを目的としている。初年度である2019年度は、下記2点を実施した。 1)行政やスポーツ団体・指導者(コーディネーターやボランティアスタッフ含む)を対象としたヒアリングを行い、地域特性や住民への健康サービス、ニーズ等を収集・分析し、施策への反映方法や内容、方向性等のチャネルについて検討した。その結果、地域スポーツ振興において運動・スポーツのプラットフォームとなるスポーツハブ設立や総合型地域スポーツクラブの人材活用等多くの計画が明らかとなり、運動・スポーツ指導者の育成に関する重要性が示唆された。さらに、2)地域に居住する運動・スポーツ実施者や中高齢者を対象としたインタビュー調査を実施した。その結果、運動・スポーツ指導に関する知識・技能と人間性を上位概念とする変数が抽出され、指導する側から捉えた変数が探索的に分析・検証できた。 年度末頃は新型肺炎感染拡大の影響からサンプルの数を大幅に増加できてはいないが、次年度の量的調査を行うにあたり有益な知見が一定数得られたと考えられる。次年度には運動・スポーツ施設利用者を対象とした調査を実施する予定であるが、来館者は施設のヘビーユーザーである等サンプルのバイアスが予想される。インターネットを利用した調査への切り替えを検討する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2020年度は、当初の計画通り、ヒアリングを中心とした予備調査を行った。次年度の質問紙調査については、調査内容・方法を含めて再検討する予定である。
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今後の研究の推進方策 |
2020年度は、運動・スポーツ施設利用者を対象に質問紙調査を実施する予定であったが、サンプルにバイアスが想定されるためインターネットを利用した調査方法への切り替えを検討中である。
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次年度使用額が生じた理由 |
ヒアリング調査に予定した謝金の一部が不要となったため、2020年度に使用予定です。
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