研究課題/領域番号 |
19K11611
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研究機関 | 就実大学 |
研究代表者 |
飯田 智行 就実大学, 教育学部, 准教授 (70509645)
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研究分担者 |
関 和俊 流通科学大学, 人間社会学部, 教授 (30552210)
高木 祐介 奈良教育大学, 保健体育講座, 准教授 (70707702)
家光 素行 立命館大学, スポーツ健康科学部, 教授 (90375460)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | スポーツ観戦 / 熱中症予防 |
研究実績の概要 |
新型コロナウィルスの影響を受け、予定していた実験の環境設定や対象者確保が困難を極めたため、新たな実験が遂行できなかった。 そのため以前行っていた「大学生の暑熱環境下におけるスポーツ観戦時の水分摂取に関する意識調査」を論文としてまとめた。内容としては、暑熱環境下におけるスポーツ観戦時の水分摂取に関する意識の現状を把握し,安全なスポーツ観戦を行うための基礎資料を得ることを目的とした。その結果,スポーツ観戦中は水分摂取量については特に意識していない者が多いこと,飲水の種類については熱中症予防として推奨されているスポーツドリンクを摂取する者が少ないことが明らかにした。 また,学会において「Effects of exercise habit to the condition changes in the sport spectators under a hot environment」を発表した。運動習慣の有無の違いが暑熱環境下における高校野球観戦者の生理的応答指標に及ぼす影響を検討した。その結果、発汗量と脱水率は運動群が有意な高値を示した。口渇感には両群に有意差は観察されなかったものの、運動群は水分補給量が不足していた。暑さへの慣れが、水分補給の少なさにつながった可能性が考えられた。 さらに、ICT機器を用いたデータ収集方法及びその妥当性を研究協力者と検討を重ねている段階である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウィルスの影響を受け、予定していた実験の環境設定や対象者確保が困難を極めたため、新たな実験が遂行できなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は所属機関の制限も緩和される方向に進んでいるため、対象者の確保も期待できる。遅れているフィールド実験を中心にデータ収集に努めたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウィルス感染拡大によって、実験が進まなかったこと、参加予定にしていた学会なども概ねオンラインとなったことから、支出額が大幅に予定を下 回った。今年度、遅れている実験を実施し、予定していた金額の使用を目指す。
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