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2019 年度 実施状況報告書

「体つくりの運動遊び」領域における学校と地域が連携した学習支援システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 19K11613
研究機関北海道教育大学

研究代表者

山本 理人  北海道教育大学, 教育学部, 教授 (80312429)

研究分担者 森田 憲輝  北海道教育大学, 教育学部, 教授 (10382540)
奥田 知靖  北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (90531806)
大山 祐太  北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (60711976)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード体つくり運動 / 学校と地域の連携 / 地域スポーツクラブ / 特別支援
研究実績の概要

本研究は,小学校低学年の「体つくりの運動遊び」領域において,学校と地域が連携・協働しながら,「運動プログラムの開発」「教員を対象とした研修会・講習会の実施及び教師 に対する学習指導支援」「エビデンスに基づく結果の検証」「運動プログラム等の改善」を 行うシステムの構築を試みるものである.初年度(2019年度)の調査は,ドイツのハイデルベルク市を中心に,幼少期の子どもを対象とした「多様な動きを」プロ グラムの実践事例(内容・方法・課題)を検討し,プログラムの開発・実践に必要な基礎的 資料を得ること,ならびにNPO法人である「バルシューレ・ハイデルベルク」が近隣の基礎学校 (小学校)に対して行っている運動プログラムの学習支援システムについて情報収集を行うことであった.
調査は,2019年11月28日から12月5日の期間で実施され,バルシューレ・ハイデルベルクと連携している基礎学校(Heiligenbergschule)におけるバルシューレのプログラム,バルシューレ・ハイデルベルクがハイデルベルク大学構内で展開しているミニバルシューレおよびベビーバルシューレのプログラムについて情報収集を行った。また,プログラムの責任者であるミュラー氏からは、プログラムを展開する上での様々な示唆を得るとともに、バルシューレ・ハイデルベルクと近隣の学校とが連携しながらバルシューレ・プログラムを展開する方策ならびに大学を活用したバルシューレ・プログラムの展開事例についても重要な情報収集を行うことができた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

初年度(2019年度)に予定していたドイツ(ハイデルベルク)における調査は予定どおり実施することができたが,2020年度の研究に向けた予備調査として位置づけていた幕別町における調査(学校と総合型地域スポーツクラブの連携による「体つくり運動」の授業)については,「新型コロナウイルス感染症」の流行によって中止せざるを得なかった.

今後の研究の推進方策

2年目(2020年度)の調査は,「新型コロナウイルス感染症」の流行拡大防止のための休校措置により,予定している「プログラム開発」「研修・講習の実施」「授業の実施」「スポーツクラブによる授業支援」のうち,学校をフィールドとして実施するものは,延期や中止の可能性がある.年度当初は,「新型コロナウイルス感染症」の流行状況を見極めながら,実施が可能な「プログラム開発」と「研修・講習」ならびにインタビュー調査について研究を進めていく.

次年度使用額が生じた理由

本年度は,当初3月に予定していた調査(幕別町)が,コロナウイルスの感染拡大により実施することができなかったことにより,次年度支出が発生している.次年度は、コロナウイルスの感染拡大の状況を視野に入れながら、研究を進めるとともに可能な範囲で成果発表を行い,適正に予算を使用するように努める.

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公開日: 2021-01-27  

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