研究課題/領域番号 |
19K11617
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
|
研究機関 | 岡山医療専門職大学 (2020-2021) 東京大学 (2019) |
研究代表者 |
安田 従生 岡山医療専門職大学, 健康科学部 作業療法学科, 教授 (00467119)
|
研究分担者 |
谷岡 利裕 昭和大学, 薬学部, 准教授 (80360585)
中澤 公孝 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90360677)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
キーワード | 酸化ストレス / DNA損傷・修復能 / 酸素摂取能力 / ステロイドホルモン / 第二次急伸期 / ミトコンドリアDNA |
研究成果の概要 |
本研究は、部活動に従事する成長期の女子中学・高校生を対象として、中強度持久的運動後のDNA損傷及び修復能を、エストロゲン濃度、心肺持久力及びミトコンドリアDNAコピー数との関連性から検討することを目的とした。尿中8-OHdGレベルによって示される体全体のDNA損傷・修復能は、尿中エストロゲン濃度、心肺持久力、唾液中ミトコンドリアDNAコピー数との間に有意な相関関係が認められなかった。これらの結果から、部活動を行う成長期女子において、卵胞期及び黄体期に伴うエストロゲン濃度の変化により、一過性の中強度持久的自転車運動が及ぼすDNA損傷及び修復能に顕著な影響を受けないことが示唆された。
|
自由記述の分野 |
複合領域
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
成長期女子のDNA損傷・修復能と心肺持久力、ミトコンドリアDNAコピー数及びエストロゲン濃度に関する作用機序については未知な部分が多い。その点で、本研究で得られたデータから、性周期による身体コンディションの状態をチェックし、パフォーマンスの維持・向上を目指した部活動実施基準を設定する上で重要な手掛かりとなり、有益性の高い情報を学校体育現場にフィードバックする一助となった。
|