研究課題/領域番号 |
19K11634
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研究機関 | 九州共立大学 |
研究代表者 |
得居 雅人 九州共立大学, スポーツ学部, 教授 (00227571)
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研究分担者 |
伊藤 友記 九州共立大学, スポーツ学部, 准教授 (60279289)
平木場 浩二 九州工業大学, 教養教育院, 嘱託教育職員 (70173226) [辞退]
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | ランニングフォーム / 市民ランナー / 筋力トレーニング |
研究実績の概要 |
本研究は、中高齢市民ランナーを対象に筋力と動きのトレーニングがランニングエコノミーとパフォーマンスに及ぼす効果を検討するのもである。19年度に筋力と動きを改善するトレーニング実験を実施し、男性においては有意では無いもののトレーニング後にエコノミーの改善が見られた一方、女性には変化が見られなかった。そこで、次のようにトレーニング実験の内容の改善を試みた。トレーニングのねらい:⓵骨盤が適度に前傾し身体の真下付近で接地する動作を獲得することにより、ブレーキ少なく地面に力を伝えられる。②体幹と股関節伸筋群を強化し、着地の衝撃を受け止め身体を推進させる。トレーニング内容(筋力):骨盤の前傾を意識したスクワット動作を、アイソメトリック、通常のスクワット、ジャンプスクワット。体幹トレーニング、股関節伸筋群のトレーニング。(動き):各種ドリルとして、股関節の動きを出す、身体の下での着地、遅着地中の骨盤の前傾、腕振りと着地のタイミング同期。今年度より、トレーニング実験の再開を計画している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
理由 コロナ禍、学外の対象者を大学に招いた生理・バイオメカニクス系の実験が難しく、トレーニング実験が休止中である。
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今後の研究の推進方策 |
19年に実施したトレーニング実験結果を基礎に、トレーニングプログラムを改善し実施する。前回のトレーニング実験では筋力トレーニング時の筋の意識が十分浸透していなかったように思われることから、アイソメトリックトレーニング取り入れ、動作の意識と筋力の発揮を強く結びつけることを重視する。また、感染対策として、屋内で集合して実施する形態から屋外及び遠隔で実施する形態に移行する。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍により実験を中止した。また、国際学会が開催されず、国内の学会もリモート開催であった。
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