研究課題/領域番号 |
19K11649
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研究機関 | 千葉工業大学 |
研究代表者 |
金田 晃一 千葉工業大学, 先進工学部, 教授 (10534589)
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研究分担者 |
速水 達也 信州大学, 学術研究院総合人間科学系, 准教授 (50551123)
佐藤 大輔 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 教授 (60544393)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 水中環境 / 肘関節角度 / モーションキャプチャー / 筋活動 / 関節位置覚 |
研究実績の概要 |
2021年度は,2020年度より引き続き,2019年度に取得した本研究課題における本実験のデータについて解析を進めた.また,共同研究者らとデータおよび解析結果についてミーティングを実施した.その際に,これまでの各測定項目における分析方法の見直し,および,その後の分析方法について意見交換を行った.この意見交換での内容を踏まえて,2021年度前半は引き続いてデータの分析を継続して行った. また,共同研究者らとのミーティングの際には,2019年度の実験に関連し,対象者には肘関節を屈曲する際,一度角度を教示しておき,その角度を覚えさせ,再度その角度が再現できるかどうかについて検討する必要性が課題として持ち上がった.そのため,2021年度の後半には,この課題に対する実験を実施した.ヒトを対象とする倫理審査委員会の承諾を受けた後,17名の若年成人男性を対象に実験を実施した.特に今回の実験設定では,1:水のない環境で角度を覚え,再度水のない環境で再現する課題,2:水のない環境で角度を覚え,水のある環境で再現する課題,3:水のある環境で角度を覚え,水のある環境で再現する課題,の3条件を課題として設定し,2日間に分けてそれぞれについて測定を行った.測定した項目は,光学式モーションキャプチャーシステムによる関節角度,上腕二頭筋と上腕三頭筋の筋活動,上腕および前腕の皮膚温,心電図であった.今後,これらのデータについても解析を行い,2019年度に実施した実験データの解析結果と併せて,関連する学術会議や学術論文などでその成果を発表していく予定である.
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