研究課題/領域番号 |
19K11653
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研究機関 | 金城学院大学 |
研究代表者 |
浅野 友美 金城学院大学, 生活環境学部, 講師 (90637951)
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研究分担者 |
那須 民江 中部大学, 生命健康科学部, 特任教授 (10020794)
石井 晃 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (30252175)
北森 一哉 金城学院大学, 生活環境学部, 教授 (80387597)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 胆汁酸 / 肝臓 / capillary LC/MS/MS / NASH |
研究実績の概要 |
昨年度のcapillary LC/MS/MSによる胆汁酸一斉分析方法の構築についての成果を、「One-Pot Extraction and Quantification Method for Bile Acids in the Rat Liver by Capillary Liquid Chromatography Tandem Mass Spectrometry」と題し、ACS Omega(アメリカ化学会誌)へArticleとして報告した。 本年度は3系統ラット肝臓中の胆汁酸測定を行う予定であったが、capillary LC/MS/MSが学外設置の装置であり、新型コロナ禍の影響により分析に出向くことができなかった。このため、サンプル調製のための試薬調製や機器整備に留まった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
3系統ラット肝臓中の胆汁酸測定のための装置;capillary LC/MS/MSが学外設置の装置であり、新型コロナ禍の影響により分析に出向くことができなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
高脂肪・高コレステロール(HFC)食の摂取によりNASH病態を示すSHRSP5/Dmcrに加え、同食餌の摂取により肝線維化の重症度の異なる系統基ラットであるSHRSPおよびWKYラットの3系統ラットの肝臓中胆汁酸を測定し、肝線維化や重症化に関わる胆汁酸種や組成との関連を明らかにする。
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次年度使用額が生じた理由 |
胆汁酸の分析は名古屋大学大学院医学系研究科・付属医学教育研究支援センターのcapillary LC/MS/MSを使用する予定であったが、新型コロナ禍の状況において移動の制限もあったため、機器使用料が次年度使用額として残った。2021年度に分析を行い、機器使用料に充てる予定である。
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