研究課題/領域番号 |
19K11665
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
三枝 晋 三重大学, 医学系研究科, リサーチアソシエイト (10632383)
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研究分担者 |
問山 裕二 三重大学, 医学系研究科, 教授 (00422824)
奥川 喜永 三重大学, 医学部附属病院, 教授 (30555545)
藤川 裕之 三重大学, 医学系研究科, リサーチアソシエイト (40616091)
楠 正人 三重大学, 医学系研究科, 寄附講座大学教員 (50192026)
三木 誓雄 三重大学, 医学系研究科, 客員教授 (50242962)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 大腸癌 / サルコペニア |
研究成果の概要 |
大腸癌患者における術前血清miR-203発現とサルコペニアの指標であるPMIと顕著に負の相関を認め、さらには、miR-203発現高発現は骨間筋細胞において細胞増殖を抑制し、アポトーシスを誘導することを証明した。大腸癌患者における血清中miR-203高発現はmyopeniaのリスク評価として有用なバイオマーカーであり、miR-203がmyopeniaを抑制する治療ターゲットになり得る可能性が示唆された。
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自由記述の分野 |
下部消化管悪性腫瘍
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大腸癌Sarcopenia発症に関与するmiRNAに関して、そのバイオマーカーとしての有用性には大きな期待が寄せられると考えられる。今回、血清中のmiR-203発現が骨格筋量減少にかかわることが証明され、新たな非侵襲的診断マーカーとなり得ることが示唆された。miR-203が筋細胞のアポトーシスを誘導することで癌悪液質に関与することが証明されたことからも、今後は新たな治療法開発のターゲットとなり得る可能性があり、サルコペニアの克服に向けた重要な意義があると考える。
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