研究課題/領域番号 |
19K11697
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研究機関 | 聖徳大学 |
研究代表者 |
池本 真二 聖徳大学, 人間栄養学部, 教授 (10176117)
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研究分担者 |
松本 麻衣 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 国立健康・栄養研究所 栄養疫学・食育研究部, 研究員 (10723661)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 幼児 / 保護者 / 食事 / 食行動 |
研究実績の概要 |
三年度目となる令和3年度は、①調査に用いる調査票の準備と②調査地域との打ち合わせを改めて確認した。 ① 調査票の準備 昨年度、COVID-19の影響を受け調査延期を視野に、調査票に含める質問領域についての再検討を行った。計画段階より2年が経過し、調査票に含める質問項目も社会情勢の変更等もあり見直す必要があると判断したためである。質問領域の決定するために、レビューより抽出された文献ならびにその文献をもとにハンドリサーチした文献から、幼児期の食事に影響する要因ととなる「Food Availability」、「Food Accessibility」、「食嗜好」、「本人の意識・行動」、「保護者の子どもへの養育態度」、「保護者の食事」、「保護者の栄養知識」などを評価することができる妥当性及び信頼性が評価されている質問項目を抽出し、調査票を完成させた。この成果については、第68回日本栄養改善学会学術総会にて発表した。現在、令和4年度実施に向けて調査票の印刷、封入作業に取り掛かっている。 ② 調査実施に向けての調査地域との打ち合わせに関して 昨年度に引き続き、各調査地域における担当者との打ち合わせを続けてきたが、COVID-19による緊急事態宣言あるいはまん延防止措置が適用されている期間が長く、本年度の調査も難しいと判断し、新たな調査実施時期等についての打ち合わせ等を行っているところである。現在、年度の変更に伴い改めて、地域担当者による調査施設の再承認並びに調査体制の整備に着手しているところである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
三年度目の研究計画が遅れている主な理由として、COVID-19により緊急事態宣言もしくはまん延防止措置が適用されている期間が長く、幼児が通常通りの生活を送れていない状況が続いていることである。 令和3年度の9~10月頃の調査実施を検討していたが、緊急事態宣言もしくはまん延防止措置のため、調査の時期の変更を検討せざるを得ない状況であり、調査施設および調査時期を再考慮することとなった。なお、次年度の実施に向けて、倫理審査は完了し、調査票の準備については順調に進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
現在、COVID-19の感染状況を鑑み、令和4年度6月中旬~7月での調査実施を目標に、調査地域の担当者(研究協力者)と、メールやオンラインでのミーティング等を通して、研究体制を整えていくことを予定している。
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次年度使用額が生じた理由 |
次年度使用額が生じた理由で最も大きいのは、調査実施に係る郵送費である。 調査票の印刷等、調査に向けた準備は進めていたものの、COVID-19の影響で調査時期が延期となり、郵送費を計上していたが、使用に至らなかった。 今年度は、新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置の終了に伴い、6月中旬~7月に調査実施を目指し調整をしている。調査票の印刷、BDHQ質問票処理業務契約は終了しており、調査票の送付並びに回収された調査票の輸送費、および未記入等の確認・再調査のための郵送費としてほぼ全額使用する予定である。
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