研究課題/領域番号 |
19K11715
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
中村 優子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 特任助教 (00610023)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | オンライン心理課題 |
研究実績の概要 |
本研究でもちいる心理課題(Food Go/NoGo課題)は、課題中にFood刺激 (食品の写真などの視覚刺激)をもちい、課題中に提示した食品の過食を抑制するものである。このため、過食抑制のためには、被験者の身近にある食品をもちいることが重要となる。このことから、前年度は、食品の写真を用いた質問紙調査をおこない、身近にあり、かつ、高カロリーな食品を調査した。この質問紙調査によって、Food Go/NoGo課題に視覚刺激としてもちいる食品を決定した。 この結果を用いて、2020年度は、オンライン形式の心理課題作成に取り組んだ。学術研究において、オンラインでの心理課題や質問紙調査に用いられる、PsyToolkit (https://www.psytoolkit.org, Stoet 2010)を使用した。PsyToolkitのプログラミング機能を応用し、オンラインにおいて実施可能なFood Go/NoGo taskを作成した。 2020年度は、新型コロナウイルス感染防止のため、心理課題の介入をともなうMRI実験を実施することが困難だった。今年度後半からは、4週間の心理課題(Food Go/NoGo課題)による介入をともなう機能的MRI実験を実施する予定である。また、新型コロナウイル感染の状況が落ち着かなければ、オンライン心理課題と質問紙調査を中心とした実験に切り替え、Food Go/NoGo課題による過食抑制効果を検証する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2020年度は、新型コロナウイルス感染防止のための緊急事態宣言がいつ発令されるのか、予測を立てることが困難だった。そのため、4週間の継続した心理課題の介入をともなうMRI実験を実施することができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
今年度後半からは、4週間の心理課題(Food Go/NoGo課題)による介入をともなう機能的MRI実験を実施する予定である。また、新型コロナウイル感染の状況が落ち着かなければ、オンライン心理課題と質問紙調査を中心とした実験に切り替え、Food Go/NoGo課題による過食抑制効果を検証する。
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次年度使用額が生じた理由 |
2020年度は、新型コロナウイルス感染拡大のため、機能的MRI実験が行えず、被験者謝金・実験施設使用料を使用しなかったため。
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