研究課題
本研究では静脈血栓塞栓症を中心に、血栓性・炎症性疾患に対する食品成分と遺伝子変異の影響を解析することで、特に日本人の血栓症の予防、治療法の充実に 向けた基盤を構築することを目的としている。本年度は、静脈血栓塞栓症に対する黒酢および黒酢もろみ末の予防効果を、マウス深部静脈血栓症モデルおよび、 急性肺塞栓症モデルを用いて解析した。
2: おおむね順調に進展している
複数のマウス静脈系血栓症モデルを用いて、黒酢抽出液および黒酢もろみ末の予防効果を当初の計画通り解析した。全体的な研究の進捗は概ね順調に進んでいる。
引き続きマウスモデルを使用して食品成分と遺伝子変異の解析を進める。
学外研究機関の協力が得られたため、当該年度の必要経費を当初予定より縮小することができた。一方、学内の研究環境を整備するために必要な機器および消耗品を次年度に購入する必要が生じたため、これらを整備するための経費に次年度使用額を充てる。
すべて 2021 2020
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)
日本臨床栄養学会雑誌
巻: 43 ページ: -
J Thromb Haemost
巻: 18 ページ: 497-509
10.1111/jth.14678