• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 実績報告書

モデルマウスを利用した日本人の静脈血栓症に関わる食事要因の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K11725
研究機関日本女子大学

研究代表者

坂野 史明  日本女子大学, 家政学部, 講師 (00373514)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード静脈血栓塞栓症 / 疾患モデル / マウス / 食品機能
研究実績の概要

本研究では、静脈血栓塞栓症を中心に、血栓性・炎症性疾患に対する食品成分と遺伝子変異の影響を解析することで、特に日本人の血栓症の予防、治療法の充実に 向けた基盤を構築することを目的としている。
本年度は、肺塞栓症に対するn-3系多価不飽和脂肪酸、黒酢および黒酢もろみ末摂取の予防効果を、コラーゲン-アドレナリン誘発マウス肺塞栓症モデルおよび組織因子誘発マウス肺塞栓症モデルを用いて解析した。また、日本人型静脈血栓塞栓症のモデル動物として樹立したプロテインS-K196EマウスおよびプロテインS欠損マウスを用いて、ヒトプロテインSの血液製剤としての有用性を検証した。
本研究において、複数のマウスモデルを組み合わせて多面的・多角的な解析を行うことにより、n-3系多価不飽和脂肪酸(特にエイコサペンタエン酸およびドコサヘキサエン酸)の摂取および、黒酢成分、黒酢もろみ末成分の摂取が静脈血栓塞栓症の抑制に有効であることが明らかになった。さらに、プロテインS変異マウスを活用することで、プロテインSの製剤化に向けた見通しを切り開くことにも成功した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 緑色野菜中のビタミンK含量の変動要因に関する検討2021

    • 著者名/発表者名
      坂野史明, 大貫莉奈, 豊田理香, 坂野麻里子
    • 雑誌名

      日本臨床栄養学会雑誌

      巻: 42 ページ: 203-211

    • 査読あり
  • [図書] モデル動物の作製と利用-循環器疾患2021〈上巻〉2021

    • 著者名/発表者名
      宮田敏行, 坂野史明, 柳本広二, 杉本充彦
    • 総ページ数
      594
    • 出版者
      エル・アイ・シー
    • ISBN
      978-4-900487-58-1

URL: 

公開日: 2022-12-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi