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2021 年度 研究成果報告書

SIRT1による糖質嗜好性制御の脳内メカニズムの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K11738
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関京都大学

研究代表者

松居 翔  京都大学, 農学研究科, 助教 (80739673)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードOxytocin / FGF21 / 糖
研究成果の概要

マウスにFGF21を腹腔内注射すると、PVH Oxtニューロンの約13%にc-Fosが誘導された。従って、PVH Oxtニューロンは視床下部におけるFGF21の標的の一つであることが明らかになった。
次に、Cre誘導型SIRT1(野生型またはH355Y変異体)AAVベクターをOxt-ires Creマウスに注入し、PVH OxtニューロンにおけるSIRT1の発現レベルを操作した。PVH OxtニューロンでSIRT1-WTを過剰発現させると、糖質嗜好性が有意に抑制された。従って、SIRT1はマウスのPVH Oxtニューロンを介して糖質嗜好性を抑制することが明らかとなった。

自由記述の分野

分子栄養学

研究成果の学術的意義や社会的意義

糖質は食行動の引き金として強力に作用し、必要以上のエネルギー摂取をもたらすことで、肥満発症の要因になる。肥満症に用いられる治療薬は、中枢・末梢神経系や心臓に対する重篤な副作用が多く認められる。本研究の成果から、オキシトシンニューロンのタイプや投射先の脳領域を特定することができれば、糖質嗜好性が原因となる肥満症に対して、より特異性が高く副作用の少ない抗肥満薬の開発につながることが期待される。

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公開日: 2023-01-30  

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