研究課題/領域番号 |
19K11747
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022) 大阪府立大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
桑原 晶子 大阪公立大学, 大学院生活科学研究科, 教授 (00582602)
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研究分担者 |
津川 尚子 大阪樟蔭女子大学, 健康栄養学部, 教授 (30207352)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | ビタミンD / ビタミンE / 動脈硬化性疾患リスク / 上気道感染症 / 認知機能 |
研究成果の概要 |
本研究では、日本人の脂溶性ビタミン栄養状態の実態と疾患との関係を検討した。その結果、横断研究にて、動脈硬化性疾患リスクに対して閉経後女性では血清ビタミンE濃度、健常男性では血清ビタミンD 濃度が有意な負の寄与因子となる事を明らかにした。また、ビタミンE欠乏者を含む施設入居高齢者のコホート研究にて、血清ビタミンE濃度高値が上気道感染症罹患リスク有意に低下させる事が示唆された。一方、ビタミンE欠乏を伴わない地域在住高齢者では、血清ビタミンE濃度と認知機能との有意な関係は認められなかった。以上より、ビタミンD及びビタミンE欠乏・不足状態が種々の疾患リスクとなることが示唆された。
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自由記述の分野 |
応用栄養学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脂溶性ビタミンが種々の疾患リスクとなることが示唆されているが、日本人における脂溶性ビタミン栄養状態の実態並びにその疾患との関係についてのヒト対象研究が乏しい現状にある。そこで本研究ではビタミンD及びEを対象に、これら生体指標による栄養状態と疾患との関係を検討した。本研究成果の学術的意義は、ビタミンD及びビタミンEの双方を対象に成人期以降におけるこれら栄養状態の実態並びに循環器疾患の原因となる動脈硬化のリスク低減に脂溶性ビタミンが寄与する可能性が示唆された点である。また社会的意義として、この成果に基づき脂溶性ビタミンを通じた健康維持・増進への改善方策を提言できる可能性が挙げられる。
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