• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

サルコペニアモデル動物の確立を目標とした疾患モデル動物の病態解析

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K11780
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関中部大学

研究代表者

祖父江 沙矢加  中部大学, 臨床検査技術教育・実習センター, 准教授 (50513347)

研究分担者 市原 正智  中部大学, 生命健康科学部, 教授 (00314013)
後藤 亜由美  中部大学, 生命健康科学部, 客員研究員 (20780969)
三井 伸二  名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (80646505)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード疾患モデル動物
研究成果の概要

本研究は、筋萎縮症の発症メカニズムを解明することを目的とし、筋萎縮症モデル動物を用いて研究を行った。我々は、筋萎縮症モデルラットの次世代シーケンス解析により、核-細胞質間輸送に関与する因子をコードする遺伝子の変異が、筋萎縮症の発症に関連する可能性を示唆する結果を得た。この結果に基づき、当該遺伝子変異が引き起こす筋萎縮が、加齢に伴う筋肉量の低下であるサルコペニアにおける筋萎縮と同様の表現型を示すか否かを評価するため、該当遺伝子に一塩基置換を導入したノックインマウスを作製し、検証を行った。ノックインマウスの骨格筋を組織学的および分子生物学的に解析した結果、速筋線維に優位な萎縮が実際に観察された。

自由記述の分野

分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、BUF/Mna系ラットに認められる筋萎縮の発症原因が核-細胞質間輸送因子における変異によるものであることを明らかにした。これまで核-細胞質間輸送因子の変異による筋萎縮発症の報告はなく、新たなモデル動物として確立した。本研究の成果は、サルコペニアの新たな発症メカニズムの解明につながり得るものである。さらには、寝たきり高齢者の予防や健康寿命の延伸にも繋がると考えられることから、学術的にも社会的にも意義が大きい成果と言える。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi