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2021 年度 実施状況報告書

運動がアレルギー疾患を抑制する機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K11799
研究機関柴田学園大学

研究代表者

飯泉 恭一  柴田学園大学, 生活創生学部, 准教授 (30439351)

研究分担者 松本 綾子  順天堂大学, 大学院スポーツ健康科学研究科, 特任助教 (20833825)
川崎 広明  昭和女子大学, 生活科学部, 講師 (40531380)
久保原 禅  順天堂大学, 大学院スポーツ健康科学研究科, 教授 (00221937)
山倉 文幸  順天堂大学, 保健医療学部, 客員教授 (20053358)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードアレルギー / 運動 / ニトロ化 / 一酸化窒素
研究実績の概要

今年度は、アレルギー疾患のモデルとしてアトピー性皮膚炎を発症するNC/Ngaマウスが利用可能であるかを検証した。NC/Ngaマウスは購入メーカーや飼育環境によってアトピー性皮膚炎の発症率が変化する。したがって、実際にどの程度の発症率となるかを検討する必要がある。実験の結果、今回利用したほぼすべての動物においてアトピー性皮膚炎の症状が目視で確認された。さらに各動物より血液を採取し、血清を分離して免疫グロブリンE(IgE)の値を調べたところ、有意な増加が確認された。したがって、本研究のモデルとしてNC/Ngaマウスが利用可能であることが確認できた。
そして今年度は、動物実験に必要な吸入型麻酔装置、回転式運動量測定装置を購入した。当初の予定では研究分担者の機器を利用する予定であったが、県を越えての移動に制限が生じたため、研究代表者の施設で購入することとした。いずれの装置も問題無く稼働し、実験に利用可能であることを確認した。今年度準備したこれらの機器によって、いつでも動物実験を開始できる状態となった。
研究全体の進捗状況は、昨年と同様に、予定よりも遅れているが、機器の購入により研究設備をかなり整えることができた。また、研究初年度に構築したタンパク質およびその翻訳後修飾の検出系(ウエスタンブロット法など)、遺伝子の発現変化の検出系(RT-PCRなど)も安定して利用可能であり、次年度は必要な実験を実施して、当初の研究目的を達成する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

県を越えての移動に制限が生じたため、研究分担者が所有する機器を利用せずに、必要な機器を新たに購入することにした。そのため、研究の進捗がやや遅れることとなった。

今後の研究の推進方策

必要な機器を購入することができたため、次年度に本研究の当初の目的を達成する予定である。

次年度使用額が生じた理由

研究の進捗に遅れが生じ、最終的な実験を次年度に実施するために次年度使用額が生じた。

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公開日: 2022-12-28  

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