研究課題/領域番号 |
19K11822
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60010:情報学基礎論関連
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
鎌部 浩 岐阜大学, 工学部, 教授 (80169614)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | バランス符号 / 有限状態符号 / ランク変調符号 / 二次元誤り訂正 / ポーラー符号 / 多層磁気記録 |
研究成果の概要 |
記録のための符号を,様々な応用を仮定して行った.結果は五つに大別できる. (1)二次元誤り訂正のためのLDPC符号の構成方法を拡張し,より能力の高い符号の構成方法を与えた.(2)バランス符号のためのDubeらのアルゴリズムを基礎にして,テーブル参照型の符号化を提案し,その冗長度を理論的に示した.(3)MAMR(MicrowaveAssisted Magnetic Recording)に,マルチユーザ符号と通信路推定の技術を応用した.(4)PAC符号の,高性能な復号法について検討した.(5)分散ストレージにおいて,キャッシングを用いたときのファイルの数を抑えるような符号の構成方法を見出した.
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自由記述の分野 |
記録のための信号処理
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代社会では,利用者が所有する端末の記録装置やクラウドに置かれたディジタルデータが非常に大きな役割を果している.インターネット上の様々なツールや最近注目を集めている人工知能なども,大量のデータを自由に扱える環境が基礎となっている.したがって,これらのデータを長期間正しく保管し,すぐに提供できるようにしておくことは社会的に非常に大きな意味がある.ところでディジタルデータは年々指数関数的に増加しており,これらをすべて保管していくためには,記録密度を向上させるための定常的な技術革新が必要となる.本研究の成果は,こうした社会的要請に応えるディジタル記録装置の研究開発において,理論的な基礎を与える.
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