研究課題/領域番号 |
19K11839
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
藤重 悟 京都大学, 数理解析研究所, 名誉教授 (10092321)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 離散最適化 / 組合せ最適化 / 劣モジュラ関数 / 最適化 / アルゴリズム |
研究実績の概要 |
離散凸構造の本質に迫るべく、精力的に劣モジュラ的離散構造の観点から離散凸構造に関する研究を展開しており、離散最適化諸問題に対する有効な解の導出のために、また、関連分野の研究をさらに飛躍的に進展させるために、劣モジュラ的な離散構造や、より一般的な離散凸構造の理論の更なる精緻化による離散最適化への更なる挑戦を目指して研究を進めてきている。当該年度の研究成果としては、評価の高い国際会議 International Conference on Integer Programming and Combinatorial Optimization で採択され発表となった論文: S. Fujishige, T. Kitahara, and L. A. Vegh: An update-and stabilize framework for the minimum-norm-point problem があげられる。コロナ禍で海外へ出張しての研究交流がしばらくの間、難しかったが、英国の London School of Economic 教授の Laszlo Vegh 氏の研究機関に訪問して、密な意見交換と討論によって、研究課題に関する問題整理ならびに理解がさらに深まり、今後の研究展開を期待できる状況にある。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
コロナ禍が峠を越えて、London School of Economics の教授である Laszlo Vegh 氏のところに訪問して、密で貴重な討論並びに意見交換ができ、共同研究が進んだ。線形計画問題に対する新奇なアプローチの提示に成功し、更なる研究の展開に向けて共同研究を進めたいと考えている。
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今後の研究の推進方策 |
コロナ禍を乗り越えて、海外の共同研究者との交流をさらに深めて、未解決問題の解決へ向けて研究の推進を計りたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
次年度に国際会議ならびに海外研究者の研究機関への訪問を計画して、次年度に延長して使用を予定している。
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