研究課題
基盤研究(C)
本研究では,統計的因果推論の観点から,リスク回避行動の有効性などを定量的に評価するためのデータサイエンス技術を開発するために,(1) 総合効果の推定精度を向上させる統合型推定量の開発,(2) 潜在反応タイプの存在割合の統計的推測法の開発,(3) 平均および分散に対する因果効果の統計的推測法の開発,(4)総合効果の分解性を利用した公平性配慮型尺度の開発,を行った.
統計科学
本研究の成果をとおして,リスク回避行動の有効性などを定量的に評価するためのデータサイエンス技術を開発するうえで重要な役割を果たす統計的因果推論技術のいくつかを構築したことに学術的意義があると考える.