研究実績の概要 |
清智也准教授(東京大学)とのTextile Setの幾何構造に関する先行研究に引き続き,本年度の研究成果のひとつとして次を示した: 正則条件のもと,Textile Setはコンパクト可微分多様体になる. Inselberg (1985, Vis. Comput.)によるparallel coordinateに対する解析幾何学の可能性をTextile Setに対して考察し,それから定義される2次形式の標準形を得た. 以上の共同研究成果は, T. Sei, U. Tanaka (2019) On Geometric Properties of the Textile Set and Strict Textile Set. In: Nielsen F., Barbaresco F. (eds) Geometric Science of Information. GSI 2019. Lecture Notes in Computer Science, vol 11712. Springer, Cham DOI https://doi.org/10.1007/978-3-030-26980-7_1, に掲載され, GSI 2019 Toulouseにて発表した.
拡張クラスター点過程に対する尤度解析に関する研究成果として,中野純司教授(中央大学),嵯峨優美氏と共同開発したR package: NSclusterを完成させ同packageがCRANへ登録された. NSclusterに関する学術論文を共著論文として著し, Journal of Statistical Softwareへ投稿,同誌への掲載が決定した.
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