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2023 年度 研究成果報告書

統計科学のための情報幾何的方法の深化と発展

研究課題

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研究課題/領域番号 19K11872
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分60030:統計科学関連
研究機関統計数理研究所

研究代表者

逸見 昌之  統計数理研究所, 統計基盤数理研究系, 准教授 (80465921)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード無限次元情報幾何
研究成果の概要

本研究で得られた研究成果は以下の通りである。確率密度関数全体の集合に無限次元多様体の構造を導入する既存研究のほとんどは数学の立場からのものであるが、まず代表的なOrlicz空間を用いるものとHilbert空間を用いるものについて検討し、統計学におけるセミパラメトリック推測理論を幾何学的に扱うための枠組みとしては不十分であることを示した。また、セミパラメトリック推測理論には、パラメータ汎関数の微分可能性や接空間といった、多様体に関連する概念がいくつか現れるが、それらを手掛かりとして、統計学的に意味のある無限次元多様体の構造を導入するにはどのようにしたらよいかについての指針を示した。

自由記述の分野

統計科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

情報幾何学では、確率密度関数の集合としての統計モデルが有限次元多様体として扱える場合についてはよく研究されていて、統計学にも応用されているが、セミ(ノン)パラメトリックな統計手法などを幾何学的に議論するためには、統計モデルが「無限次元」となる場合の理論を整備する必要がある。本研究での成果はその出発点に過ぎないが、その理論の整備は、情報幾何学の応用範囲を大きく広げ、統計学の発展にも寄与するものである。

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公開日: 2025-01-30  

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