センサを含むITS情報通信ネットワークのあるべき評価方法とその交通事故削減効果に関する研究を、1997年以来本報告者らのグループで開発してきたマイクロスコピック交通流シミュレータを大幅に刷新して展開してきた。 本研究では、T秒以内にR[m]以内に入る車両間の通信を時々刻々の評価対象とする通信システムの評価法を利用し、ITS情報通信システムの過大な要求性能を避けた仕様を前提とし、警告型安全運転支援システムの事故削減効果を評価している。 また、本研究では自動運転の事故削減効果、マルチモード交通社会や適応的信号制御方式の信号化交差点を含む交通流の「効率」と「安全」の関係性の評価まで含まれている。
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