研究実績の概要 |
ロボット内部の配線を無線化することを主眼とした研究であり、通信方式の提案、ロボット内部での電波伝搬などのテーマを多角的に研究した。 その成果として通信方式はランダムアクセス方式をベースにした周波数ダイバーシチアクセスが遅延も少なく優れた特性を示すことなどが明らかになった。具体的にはOFDMのサブキャリアを一つの通信信号ととらえたMassive Channel Access 方式を提案し、復調がOFDMの原理で簡単に可能にできることを示し、多数キャリアに分散するために衝突を減少させることを示した。 また、ロボットの内部の伝搬伝搬に関しては様々な周波数で行ったが5GHz以上の周波数ではロボット内部での伝搬が難しく先端までに到達しないことなどが明らかになった。また、これらの結果はMultiband Massive Channel Random Access in Ultra-Reliable Low-Latency Communication”, IEEE Access, Volume: 8,pp. 81492-81505,April, 2020、やRobotic Inner Signal Propagation and Random Access over Hybrid Access SchemeInternational Journal of Computer Networks & Communications (IJCNC) Vol.12, No.4, July 2020として採択され国際的にも高い評価を受けている。
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